タッチュー優しい色で パステル体験「民泊に役立てて」


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パステル(和み)アートを楽しみ、完成した作品を披露する参加者=2月24日、伊江村川平の民宿ホワイトハウス

 【伊江】伊江村内の民泊体験に役立てようと、日本パステルホープアート協会認定インストラクターで同村出身の北城瞳さん(アトリエHitomi)を講師に招いたパステル(和み)アート体験会が2月24日、同村川平の民宿ホワイトハウスで開かれ、受け入れ民家ら12人が参加した。

 パステルアートは、パステルを削り粉状にして画用紙などに指で塗っていく技法で、東京に協会本部があり、県内では3、4年前から広まりつつある。幼児からお年寄りまで老若男女を問わず、自由な発想で楽しみ、1~2時間程度で作品が仕上がる。簡単で手軽さも魅力の一つだ。
 この日の図案は「城山(グスクヤマ)とイルカたち」と題し、伊江島のシンボル、城山(タッチュー)と海や魚などをイメージして自由な配色で描いた。
 参加者は、「民泊体験にぜひ取り入れたい」「伊江島の思い出にもなる」と話しながら作品を完成させた。
 体験会の発起人で講師と同級生の村元寿子さん(56)は「癒やしとゆとりの時間を持つことができた。参加した人がここまで盛り上がるとは思わなかった」と話した。
 講師の北城さんは「古里への思い入れが強く、体験会を通してつながりが持てたことに感謝する。民泊体験に生かしてもらえたらうれしい」と出身地での開催を喜んだ。
 北城さんは、北部生涯学習推進センターで講座を開き、名護市の自宅でも教室を開いている。同村で講座を開くのは初めて。
(中川廣江通信員)