重箱供えウートートー 渡嘉敷で「十六日祭」


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墓前に重箱などを供え先祖供養する家族ら=2月25日、渡嘉敷村の模合墓

 【渡嘉敷】旧暦1月16日の後世の正月「ジュウルクニチ」(十六日)に当たる2月25日、渡嘉敷村内各地の墓地では、住民や帰省した人たちが早朝から墓参りをして先祖供養した。

模合墓では各家族らが重箱にごちそうを詰めて供え、花や線香、ウチカビをたき、手を合わせ家族の健康、家内安全を願った。
 前年に人が亡くなった家では、ミージュウルクニチ(新十六日)といい、この日は夜明けとともに親戚と一緒に墓参りした後、家に集まって供養した。(米田英明通信員)