「とぅばらーま」発売 八重山限定かりゆしウエア


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6日から販売を始める「とぅばらーまウエア」をPRする石垣島とぅばらーまウエア協議会メンバー=5日、石垣市新川のみね屋工房

 【八重山】八重山で縫製、服飾に関わる企業、団体4社は、かりゆしウエアに代わる新たな八重山の産品として「とぅばらーまウエア」14種を開発し、6日から販売を始める。

同ウエアは新石垣空港開港の「全国のやいまぴとぅ大会」で公認ウエアに認定され、イベント司会などが着用する。今後も地域資源を活用した八重山らしい柄にこだわり、シャツにとらわれないさまざまな分野で商品を開発していく予定だ。
 制作に参加したのはミンサー織りのみね屋工房、デザイン会社イチグスクモード、美容室「サロンドキミコ」、イラストレーターのpokke104さん。昨年12月に「石垣島とぅばらーまウエア協議会」(会長・高嶺幸子みね屋代表)を発足し、商品開発に取り組んできた。
 とぅばらーまウエアの認定条件は(1)八重山の風土や文化から連想されたデザイン(2)ボタンは八重山で制作された木工品や貝殻などを使用(3)八重山出身者が関わっている―の三つ。条件を満たした商品にはタグを発行する。
 高嶺会長は「全て織物で縫製すると高額になるので、誰もが手に取りやすいよう、織物の柄をデザインとして取り入れている」と説明。柄で八重山らしさを表現することで、ブライダル関連商品などにも展開できる利点を強調した。
 商品はフェイスブックページ「FB良品石垣島」で販売。価格は全て1万500円(送料、税込み)。