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沖縄徳洲会こくらクリニックの渡辺信幸院長の講演会「目からウロコ!肉食ダイエット~琉球豚肉料理で長寿の源~」(主催・沖縄糖質オフネットワーク)がこのほど、那覇市の沖縄産業支援センターで開かれた。肥満や糖尿病対策として、炭水化物を控えて肉、卵、チーズをよくかんで食べる「肉食ダイエット」を紹介した。約80人が耳を傾けた。
渡辺院長は「肥満、糖尿病の原因は、早食いと糖だ」と指摘。糖分は穀物、果物、野菜に含まれていると説明した上で、それらが中心の和食と、豚肉を食べる沖縄伝統の食文化を比較し、沖縄の長寿問題について「食の欧米化ではなく、食の本土化が原因」と指摘した。
さらに「人類は肉を食べないと病気になる。『米と野菜中心の粗食が体にいい』『肉食は太る、体によくない』というのは間違いだ」と強調した。お勧めのメニューとしてポーク卵を挙げた。
「一生太らない体をつくる『噛むだけ』ダイエット」の著書がある渡辺院長。「早食いをしてしまうと満腹を感じる前に食べ過ぎてしまう。食べ物を口に入れたら箸を置いて30回かんでほしい」と呼び掛けた。