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【名護】店舗経営を通して起業家精神を養うことを目的とした、名桜大学の学生7人によるチャレンジショップ「Cafe de MEIO」が1日、名護市城の名護市営市場2階に開店した。同大学の学生が店舗を経営するのは初めて。
ショップは2012年夏ごろから企画し、学生自身が調理資材を確保、地産地消の調理メニューを考えてきた。メニューはカレーやサンドイッチなどの軽食や季節のスープなど。旬の果物が調達できればフレッシュジュースも販売するという。
同大学は文部科学省の「大学生の就業力育成支援事業」を活用し、キャリア教育に取り組んでおり、ショップはその実践に当たるという。店舗を運営する学生は同大学でマーケティング論などを学んでいるほか、沖縄ファミリーマートが実施した、大学生が弁当などを企画、販売する実践型インターンシップにも取り組んできたメンバーだ。
期待に胸を膨らませる店舗代表の目取真咲子さん(21)は「まずはカフェを知ってもらうこと。それから地域の人々と学生が交流できる場所にしていきたい」と意気込みを語った。
同日、開店セレモニーが行われ、大学や市役所関係者が出席。瀬名波栄喜学長は「今は、何ができるかが求められている。理論を実践に移し、チャレンジ精神を学んでほしい」と激励した。開店後は次々と客が訪れ、繁盛していた。
営業は主に週末。期間は来年3月末までを予定している。店舗を活用したイベントなども企画している。