中国国際航空、北京―那覇7月再開 水、土曜週2往復


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 中国国際航空は11日までに、昨年10月から運休している北京―那覇線を7月3日に再開することを決定した。週2往復で、水、土曜日に運航する予定。同社は尖閣諸島の国有化に対する反日デモなどの影響を受けて同路線を運休していた。

 那覇路線再開について、同沖縄支店は「本社から説明を受けていない」としている。一方、中国の航空会社では、同じく同路線を運休している海南航空が5月2日に再開することを決定している。
 中国国際航空の路線再開について、沖縄観光コンベンションビューローの安里繁信会長は「尖閣の騒動以降、来県する中国観光客が激減してしまった。路線再開は大変意義深い」と話した。「今後路線の安定化に向け、旅行会社との提携も視野に入れ、早速取り組みを強化していきたい」と意気込んだ。
 一方、県文化観光スポーツ部の下地芳郎観光政策統括監は「北京の駐在員を通して情報を収集したい。今後、航空会社や旅行会社と一緒になって実際にお客さんに乗ってもらうためのプロモーションなど具体的な方策を検討していきたい」と述べた。

英文へ→Air China International to resume flights between Beijing and Naha in July