PM2.5県内基準超 11日最大58マイクログラム


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 県内では11日、見通しが悪くなる煙霧が観測された。県環境保全課によると、微小粒子状物質(PM2・5)の測定値は、午後4時から5時までの1時間に、環境基準35マイクログラムを超える最大値58マイクログラムを記録した。午後7時までの平均値は49・5マイクログラムだった。

 沖縄気象台によると、煙霧は湿度が75%より低い状態で、大気中のごみの影響により見通しが10キロ未満の状態をいう。那覇では午前7時20分から同8時50分までと、午前11時50分から夜まで煙霧が観測された。大気中のごみの発生源について「中国の可能性が高いが断定はできない」(沖縄気象台)という。
 那覇空港では視界悪化のため日中にもかかわらず、航空機を滑走路に導く誘導灯が光った。国土交通省那覇空港事務所によると、パイロットからの要望や気象状態によって誘導灯をつけることがある。