名護にメガソーラー いちごグループホールディングス


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 【名護】不動産運用会社「いちごグループホールディングス」(東京)が、名護市二見の「ゆかり牧場」跡に8メガワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設することが12日までに分かった。

県内最大規模で、同社が全国に有するメガソーラーの中でも最大規模となる。同社には、ロンドン五輪の重量挙げ女子48キロ級で銀メダルを獲得した三宅宏実選手が所属している。
 建設予定地は市有地。名護市は7日、同社が発電所の管理のために設立した「いちごECO名護二見発電所合同会社」と土地賃貸借契約を締結した。市によると、いちごグループは4月から測量と工事に入り、2014年4月をめどに事業を始める。既に沖縄電力と売電契約を結んでいるという。
 賃貸借契約を結んだ市有地は15万2500平方メートルで、賃貸料は年額305万円。契約期間は事業が始まるまでの約1年間を想定しており、事業を開始する際に20年間の賃貸契約を結び直す。
 同社は昨年11月、環境関連事業を手掛ける「いちごECOエナジー」を設立。メガソーラー事業に参入した。名護市は「自然エネルギーを推進する市の方針にかなっており、進めていきたい」としている。市と同社は後日、事業計画について正式に発表する予定だ。

英文へ→Ichigo Group to build solar power plant in Nago