デザイン目線で沖縄案内 観光本6月に発刊


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沖縄号の発刊が予定されている旅行案内本「d design travel(ディ・デザイン・トラベル)」

 デザイン生活用品の販売やレストラン業などを手掛けるディアンドデパートメント(東京、相馬夕輝社長)は6月、デザインの目線で全国の観光地を紹介する旅行案内本「d design travel(ディ・デザイン・トラベル)」の沖縄号を発刊する。

19日は制作状況などを発表するワークショップを宜野湾市で開催する。
 発刊に合わせて県内では沖縄新作落語を披露するほか、東京の渋谷ヒカリエでは発刊から1カ月間、食や物産などに関する沖縄展を催すなど各種連動企画を用意する。
 同誌は、各地の個性をデザインの視点から紹介。「その土地が伝える大切なメッセージ」を伝えているものを紹介し、これまで東京や北海道、大阪、長野、静岡などを取り上げ、一般の観光本にない案内書となっている。全国47都道府県を紹介する予定。
 沖縄は10号目。初版は1万~1万5千部を発刊し、税込み1470円。全国の書店のほか、欧米やアジアの一部でも販売する。
 編集長を務めるデザイナーのナガオカケンメイ氏は発刊のメッセージで「人口の多い都市が発信する流行も含めたものではなく、土着的でも、その中に秘められた『個性』、それらを手掛かりとして具体的にその土地に行くための『デザインの目線』を持った観光ガイドが今、必要と考えた」と説明している。
 19日のワークショップは宜野湾市新城で午後7時半から。参加無料だが事前予約制。問い合わせは会場の「D&DEPARTMENT OKINAWA」(電話)098(894)2112。