資産家男性の遺体発見 DNAが一致


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 那覇市首里に住む70代の資産家男性が2012年3月から行方が分からなくなっている件で、同男性のものとみられる骨片が沖縄本島内で見つかったことが21日までに、複数の捜査関係者の話で分かった。県警がDNA鑑定を実施したところ、行方不明になっている同男性のDNA型と一致。県警は殺人と死体遺棄の疑いがあるとみて慎重に捜査を進めている。

 同男性は昨年3月6日夜、同男性が所有する自宅兼アパート付近で別の男と口論しているのが目撃された後、行方が分からなくなっている。その後、本島北部では、同男性の微量な血痕が検出された同男性所有の軽自動車が発見された。一方、同男性所有の土地をめぐり不明瞭な所有権移転が繰り返されていることも確認されており、県警は同男性が土地をめぐるトラブルに巻き込まれたみて捜査を進めていた。