喜屋武幼稚園ありがとう 統合向け園舎取り壊し


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園舎に思い思いの絵やメッセージを描き、別れを惜しむ園児や児童ら=12日、糸満市喜屋武の喜屋武幼稚園

 【糸満】糸満市内初の幼保一体型運営の保育施設に生まれ変わる喜屋武幼稚園の園舎お別れ会が12日、園庭であった。

園児や幼稚園を卒業した喜屋武小学校の児童ら約80人が集まり、お別れの歌を歌い、取り壊しが決まっている園舎に「ありがとう」「ようちえんバイバイ」などとメッセージや絵を描いて、長年見慣れた園舎に別れを告げた。
 同幼稚園は、少子化などの影響で、来年度から喜屋武保育園と統合する。園舎は建設されて37年経っており、老朽化などの問題で、27日に取り壊される予定。跡地は更地になり、駐車場などの用途で活用される予定。
 喜屋武小学校の5年生で同園OBの仲門仁君は「園舎がなくなるのは寂しい。僕たちの成長を見守ってくれて、感謝している」と語った。