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【ウィーン共同】ウィーンのハプスブルク家の王宮内にある民族学博物館の倉庫で、明治政府が1873年のウィーン万博に出品した大名屋敷の木造模型が見つかり、博物館は22日までに修復することを決めた。2016年ごろに開く日本常設展の目玉として、約140年ぶりに一般公開する。修復には京都工芸繊維大も協力する。
ウィーン万博には、富国強兵を進めた日本政府が貿易による産業振興を目指し、国として初参加した。模型は焼いた瓦など本物の建物と同じ精巧な造り。ドイツ・ボン大のパンツァー名誉教授は「明治政府の意気込みが伝わる」としている。
(共同通信)