![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img514d0a95bf056.jpg)
障がい者の地域での自立した生活を支援する県自立生活センターイルカ(長位鈴子理事長)による、ウズベキスタン障がい当事者リーダー研修が18日、那覇市内で開かれた。
先月25日から県内で研修を受けてきたナゾカット・ショキロバさん(29)とショディアホン・コシモバさん(22)が、イルカのメンバーらとともに参加。県庁で県内の障がい者施策を学び、街へ出て県庁職員と一緒に車いす体験も行った。
県庁では、県障害保健福祉課の古市(ふるいち)実哉(さねちか)班長が、県障害者権利条例(仮称)制定に向けた動きや都市部とへき地の情報格差など、県内の障がい者を取り巻く施策や環境を説明した。
ショキロバさんは「沖縄は障がい者の社会参加が多い。自立とは自分で全てやることでなく、必要であれば周囲に声を掛けて手伝ってもらうことだと学んだ。ウズベキスタンには自立生活センターがまだない。学んだことを今後生かしていきたい」と話した。
車いすで県庁から那覇市役所まで移動した参加者ら。普段は気付かない街中の段差や起伏の多さ、人混みを縫う難しさを体感した。
研修生やイルカのメンバーに交じって車いすを体験した古市班長は「既存の古い建物などを、どうバリアフリー化していけるかが課題だ」と語った。