地元の農業、自然学ぼう JA豊見城、拠点産地PR


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はさみを使ってトマトを収穫する園児=21日、長嶺弘也さんのトマトほ場

 【豊見城】トマトの拠点産地である豊見城市で、子どもたちに農業の素晴らしさや作物を作る喜びを感じておうと、JAおきなわ豊見城支店(嘉数康雄支店長)が21日、市内の4保育園の園児を招き、トマト・ミニトマトの収穫体験を行った。

園児たちは同市饒波にあるトマトほ場で、赤く熟れたトマトを収穫、もぎたてのトマトに舌鼓を打った。
 体験はJAバンク食農教育応援事業。JA豊見城支店によると、ことしは豊作といい、出荷最盛期を迎えている。
 市内のへいわだい保育園・平和台幼児園(金城啓子園長)の年長組の48人が長嶺哲也さんのミニトマトほ場と長嶺弘也さんのトマトほ場で収穫を楽しんだ。
 営農指導員の指導を受けながら、園児らはミニトマトは手で、トマトははさみを使って収穫し、トマトを味わった。島袋裕宇(ゆう)ちゃん(5)は「トマトは苦手だったけど、自分で取ったらおいしかった」と笑顔を見せた。同支店トマト共選部会長の赤嶺道弘さん(51)は「トマトが嫌いな子もいるが、収穫体験を通して好きになってもらうきっかけになれば」と話した。