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地域産品の海外輸出やマーケティング事業、人材育成事業などを手掛ける琉球物産貿易連合(那覇市)は、県内2酒造所の泡盛9アイテムを中国本土向けに初めて本格展開する。
28日に出荷予定。福州市内の飲食店で提供される。157ケース(1ケース=720ミリリットル12本)で出荷額は約130万円。
同社は県産品の海外市場開拓を図る目的で2010年に創業した。デパート以外での泡盛の販路を模索し続ける中、現地バイヤーらとの商談で飲食店などでの活用の要望があり、今回の取り組みとなった。年間を通した事業となる予定で、28日が第1弾の出荷。
取り扱う泡盛は久米仙酒造(那覇市)の6アイテム110ケースと、崎山酒造廠(金武町)の3アイテム47ケース。久米仙酒造は海外出荷の実績があるが、崎山酒造廠は展示会などを除くと初の中国展開となる。崎山酒造廠は「継続した出荷、販売ができれば、市場が大きいだけに楽しみ」と期待している。
◆韓国には加工糖も
これに先立ち、25日に久米仙酒造の泡盛4アイテム51ケースと琉球黒糖(糸満市)の加工糖を全日本空輸(ANA)の国際航空貨物拠点事業を活用し、韓国へ那覇空港から出荷。ロッテデパートの「日本物産展」やソウル市内の飲食店で提供されるという。