【アルゼンチン】母村が派遣 2人を歓迎


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宜野座村人会 首都ブエノスアイレスから南に30キロ離れたブルサコ日本人会所有の運動場の休息所で6日、母村である宜野座村から派遣されてきた研修生、伊差川研作さん(27)と比嘉里美さん(23)の2人の歓迎会=写真=が開催された。第4回世界のウチナーンチュ大会の際、外来村人の歓迎会で宜野座村の東肇村長は、同村の青年を南米3カ国に派遣、人材育成を推進したいとあいさつ。これが2カ月足らずで実現した。
 この日は宜野座村人会の恒例の正月祝いに当たっており、200人余が参加し、にぎやかな歓迎会となった。新会長の仲間マルティンさん(国立農業試験所の技師)は派遣研修生2人に「よくいらっしゃいました」と歓迎した。新里孝徳さんの音頭で新年と研修生2人の来亜を祝して「乾杯、サルー」の杯を上げた。
 これまで村費研修生として派遣された22人を代表して新里ダニエルさん(薬剤師)が「母村宜野座村の素晴らしいシステムのおかげで村費研修生も他市町村に先駆け、これまた派遣研修生の送り出しも一番乗りという母村の偉大さを尊敬したい」とあいさつ。2人がそれぞれあいさつし、感謝と感想を述べた。
 2人は、ペルー、アルゼンチン、ブラジルの訪問となっているが、10日間は短すぎ、初印象を得たかと思うと、滞在期間が過ぎてしまう。少なくとも1カ月は欲しいと思うとの感想を述べていた。
(新垣善太郎通信員)