待機児童を減らすため定員を超える子どもを受け入れている認可保育所の割合が2011年10月時点で全体の69・9%に達し、過去最高となったことが27日、厚生労働省の調査で分かった。08年の前回調査より11・4ポイント増えた。沖縄県は95%だった。
定員を超える子どもの受け入れは、部屋の面積や保育士数の最低基準を満たすことを条件に認められているが、認可保育所の過密ぶりが浮き彫りになった。
調査によると、保育所総数2万3456カ所のうち、定員を超えたのは1万6405カ所。政令指定都市は91・2%で、前回比14・0ポイント増だった。