失業率5・6%大幅改善 新規求人数も過去最高


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 県統計課が29日発表した2月の完全失業率(原数値)は5・6%で、前年同月比で1・6ポイント改善した。完全失業者数は、3万8千人で前年同月比9千人減、5カ月連続で減少した。格安航空会社(LCC)の就航などにより、運輸業での求人が増えたほか、ほとんどの産業で新規求人数が増加した。

 沖縄労働局が同日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は、0・46倍で前月と同水準。新規求人数は7539人で1963年に統計を取り始めて以来過去最高。新規求人倍率は0・84倍で75年5月の0・98倍以来高水準だった。
 川口秀人局長は「景気の回復で観光需要があることや、障がい者の法定雇用率引き上げなどの影響がある」として、求人倍率は今後も0・4倍台で推移するとした。
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