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沖縄コカ・コーラボトリング(浦添市、高橋俊夫社長)は29日、夜間に冷却して日中まで製品の冷たさを保持できる「ピークシフト自動販売機」を県内で初めて那覇市のパレットくもじに設置した。同社によると、夏の日中消費電力を従来から95%削減できるという。年内に県内全域に115台を設置する。
日中に比べ電力に余裕のある夜間に製品を冷やし、その後最長で16時間、冷却停止状態で冷たさを維持できる。冷却時の音も軽減できるため、病院やオフィスにも適しているという。
素材は、従来の断熱性能の約10倍という真空断熱材を多く用いることで、外気温の影響を受けにくくした。扉も気密性を高め冷気を逃げにくくしたという。
同日、除幕式を開いた同社の城間康範常務執行役員営業本部長は「今後最低でも年間100台は導入していく。限りある資源をうまく活用したい」と話した。