那覇市は1日、県内初となる中核市に移行した。全国で42市目。保健所の設置、身体障害者手帳の発行、保育所や特別養護老人ホームなどの設置認可など2490項目にわたる事務が県から移譲された。県都・那覇が地方行政の権限を強化することで、市民のためのサービスの充実と、先駆的な取り組みに期待が寄せられている。
中核市誕生を記念し、午前8時から那覇市役所1階ロビーで移行式典が催され、市の職員や市民、関係者が集まり、中核市・那覇のスタートを祝った。仲井真弘多知事から翁長雄志市長に事務引き継ぎ書が手渡された。
式典で翁長雄志市長は「中核市に踏み出す記念すべき日となった。本市のみならず、県全体の飛躍につながる大きな一歩になると確信している」と述べた。
【琉球新報電子版】