中型機が初飛来 新石垣空港、観光誘客に期待


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新石垣空港に初飛来したANAの中型機=3月31日午後3時半、石垣市白保の新石垣空港

 【石垣】新石垣空港初となる中型機を使用した全日本空輸(ANA)の東京(羽田)―石垣便が3月31日、初めて飛来した。

使用機材はボーイング767―300で270人乗り。コンテナ輸送もできることから、観光誘客拡大、特産品出荷に期待が寄せられている。ANAが同路線を就航するのは7年ぶり。
 新石垣空港は2千メートルの滑走路を備えており、旧空港ではかなわなかった中型機が就航できる。重量制限もなくなり、給油のために他の空港を経由しない本土直行便も可能になった。
 初便の到着便と出発便はともにほぼ満席。市観光協会は到着した観光客に「日本最南端の証」や菓子などを配布し、歓迎した。
 出発便にはオクラやゴーヤー、花、車エビなど地元特産品を搭載した。旧空港時代は小型機で那覇を経由し、本土に出荷していたが、今後は直接、東京の大市場に運ぶことができ、夏場のパイン、マンゴーの積み残しが解消されるという。

英文へ→ANA’s mid-sized aircraft arrives at New Ishigaki Airport