【ブラジル】「44支部の連携強化」 県人会新会長に田場氏


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ブラジル沖縄県人会の新会長に選ばれた田場ジョルジ氏(前列右から2人目)ら新しい役員たち=ブラジル・サンパウロ市の県人会本部会館

 ブラジル沖縄県人会・ブラジル沖縄文化センターの第76回定期総会がこのほど、サンパウロ市の県人会本部会館で開かれた。各支部から約100人が出席した。

役員改選が行われ、田場ジョルジ新会長(74)をはじめ、9人の常任理事が決まった。午前中に行われた2012年度の会計収支報告が承認されず、臨時総会に持ち越される、異例の事態となった。
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 20代目の会長となった田場氏は弁護士資格を持ち、不動産会社を経営している。サンパウロ市会議員を2期(1996~04年)、90年からウチナー民間大使も務めた。
 与那嶺真次前会長は「田場さんとは青年時代から30年余り県人会活動を共にしてきた。先人たちの思いと若い世代の気持ちの分かる人」と新会長に期待を込め、バトンを渡した。
 2世としては3代目の会長になる田場氏は「親睦団体である県人会の在り方も以前とは違う。44支部との連携を強化し会員を増やしていく。30人の理事が効率よく動けるようなシステムをつくり、会の活動を活性化させたい」と意欲を語った。
 田場氏のほかの新常任理事は次の通り。(敬称略)
▽第1副会長 島袋栄喜(2世)
▽第2副会長 知花ルイ(同)
▽第3副会長 松堂忠顕(1世、嘉手納町出身)
▽第4副会長 西原正三(2世)
▽第1書記 小波津セルジオ(2世)
▽第2書記 池原昭子(1世、金武町出身)
▽第1会計 目差ジョン(2世)
▽第2会計 金城ルイス(同)
(与那嶺恵子通信員)