【アメリカ】県人交流 家族ぐるみ アリゾナ・ツーソン


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
米アリゾナ州ツーソン沖縄県人会のメンバーたち

 米アリゾナ州第2の都市のツーソンは州の南東部にあり、周囲を山に囲まれた観光保養地である。銀や銅を産出する鉱業都市であり、エレクトロ二クス産業の中心地としても発展してきた。

ツーソンには世界最大といわれるデビスモンサン空軍基地があり、軍属の夫の関係で沖縄県系人女性たちが多く住んでいる。
 県人会は1995年に設立された。現在会員は19人。2011年の世界のウチナーンチュ大会にはそのうち7人が参加した。現在の会長は芳子・ウオーカーさんで、長きにわたって会をまとめている。
 活動は年始めの新年会。クラブハウスを借りて琉球舞踊を舞い、日ごろの成果を発表する。琉舞は月に1回、ロサンゼルスから先生を招いて稽古している。そのほか、ギター演奏に太鼓演舞などが披露される。
 ピクニックも恒例の行事。芳子さん宅が解放され、ウオーカー一家の子どもたちが総出でバーベキューにホースシューズ投げやビンゴゲームなどを準備し、会員たちを招き、パテイオで楽しむという。ツーソンは年に平均して350日が晴天日だといわれ、暑くても乾燥し年中野外レクリエーションが楽しめる。
 盆踊りも芳子さん宅で行われ、その時ばかりは着物を着て沖縄に思いをはせながら踊るという。クリスマスパーティーはクラブで夕食を楽しんでいる。
 芳子会長は「時々はカジノに行き、ゲームをする。皆、年を重ね、ボケないように積極的に楽しいことを見つけてユンタクを楽しんでいる」と語った。(鈴木多美子通信員)

英文へ→Okinawa Kenjinkai members enjoy annual events in Tucson, Arizona