県内改善テンポ、全国より速い 日銀3月短観


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 日本銀行那覇支店(杉本芳浩支店長)は1日、県内の3月の企業短期経済観測調査(短観)を発表した。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は全産業で前期より6ポイント改善してプラス13となった。プラス13の高水準は2004年6月以来。改善は7期連続で過去最長を記録した。「良い」超は4期連続。雇用面でも「人不足」超が10調査連続で、長期の人不足は1992年以来となった。

 杉本支店長は「(04年に観光が好調となった)ちゅらさんブームの好景気に並ぶ高水準だ。水面上に出て4期連続もバブル以来だ。全国と比べても沖縄は相当よく、改善のテンポが速い。改善期間が長く業種の広がりもある。13年度も明るい見通しだ」と述べた。