3人に那覇市青少年特別賞 俳句、難関資格、重量挙げ


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翁長雄志市長(右から2人目)から贈られた記念品を手に笑顔の(左から)阿部美月さんの母初枝さん、城間朝啓さん、大城憂士さん(右)=3月25日、那覇市役所市長応接室

 全国大会などで優秀な成績を収めた青少年に贈られる那覇市青少年特別賞の表彰式が3月25日、那覇市役所で行われた。

第43回全国学生俳句大会で1位になった城間朝啓(ともひろ)君(真和志高3年)、難関資格の取得を点数化した2012年度ジュニアマイスター顕彰制度で全国1位となった大城憂士君(沖縄工業高3年)、重量挙げの第33回全日本ジュニア選手権大会女子69キロ級で優勝した阿部美月さん(豊見城高3年)に記念品が贈られた。阿部さんは代理で母初枝さんが出席した。
 全国約8千句の中から「原発がミンミンミンと再起動」で受賞した城間君は「原発周辺で故郷を失っている人がいるのに、また再起動するのかと怒りを感じた。『ミンミンミン』は反対運動をしている人の声を表した。少しでも声が響いてほしい」と原発反対への思いを語った。
 「公害防止管理者水質1種が特に難しかった」という石垣市出身の大城君は、兄弟2人暮らしで、家事もこなしながら資格取得の勉学に励んだ。大分大学に進学予定で「将来は留学もして、エネルギー問題にも取り組みたい」と語った。
 阿部さんの母初枝さんは「すごくおとなしい子だったが先輩たちのおかげで励んでこられた」と話した。
 翁長市長は「県民に夢と希望を与えてくれてうれしい。那覇市や沖縄県の将来は大変明るい」と喜んだ。