沖縄女子短大、15年秋 与那原に 町と覚書、連携へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
沖縄女子短期大学の与那原町への移転に関する覚書を締結した古堅國雄町長(右)と同大の石川秀雄理事長=5日、同町役場

 【与那原】沖縄女子短期大学(福地孝学長)と与那原町(古堅國雄町長)は5日、同町役場で同大の東浜地区への移転に関する覚書を締結した。同大によると2015年8月までに校舎を完成させ、同年10月の後期授業の開始から新校舎を使用したいとしている。

 同大は1966年に那覇市長田に開学した。本館校舎が築46年と老朽化が進んでいたことから移転場所を探し、複数の候補地について検討を重ねてきた。同町は当初、同じ場所を中学校用地にすることを決めていたが、人口増が見込めないことなどを理由に教育関連施設用地に変更することを住民に説明していた。同町は今後、都市計画の変更作業を進める。
 覚書で同大は地域連携として、小学校や幼稚園などへ講師を派遣し、公開授業や学習支援ボランティアに取り組むことや、図書館・校庭の開放に努めるとしている。