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7日午前9時半すぎ、糸満市真栄里の白梅の塔で、供物台の後方に設置されていた地蔵像2体がなくなっているのを、同塔を管理する白梅同窓会会長の中山きくさんが発見した。
通報を受けた糸満署は付近を捜索したが発見できなかった。同署は何者かが地蔵像を盗んだとみて、調べている。
白梅の塔は、白梅学徒隊として沖縄戦に動員され、犠牲となった県立第二高等女学校の生徒や教職員らを鎮魂するため建立された。盗まれた2体の地蔵像は、供物台後方の左右に対で鎮座していた。現場には地蔵像が地面から剥ぎ取られたような跡が残っていた。
中山さんは「いつ取られたかは分からない。3月4日に清掃に来た時にはあった。本土の方から慰霊のため寄贈していただいたもの。かわいらしい姿で心が安らぐ像だった。戻ってきてほしい」と話した。