海の世界楽しむ 老人施設で移動水族館


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活魚車による大型水槽で泳ぐ魚に見入る参観者=5日、豊見城市上田の介護付き有料老人ホームうえた

 【豊見城】豊見城市上田の介護付き有料老人ホームうえたで5日、沖縄美ら海水族館の「美ら海移動水族館」が開催された。

同ホームの入所者や近隣の保育園児、学童ら約200人が詰め掛け、色鮮やかな魚や生き物に触れ、間近に「海の世界」を楽しんだ。
 活魚車による大型水槽内でグルクンやアバサーなど16種類60匹を展示。屋内ではサメの顎や皮膚の感触を体感できる標本、ヒトデやナマコに触れられるタッチプールもあった。お年寄りや子どもたちは水槽をじっくり眺めたり、普段間近に見られない生物に触れた。
 あゆみ保育園の浜比嘉宗近ちゃん(3)は「きれいなお魚がたくさんいたし、ナマコは軟らかかった」と話した。入所する大城貞さん(92)は「本部にはめったにいけないので、近くで魚を見ることができてうれしかった」と笑顔を見せた。