【宜野湾】沖縄国際大学の伝統芸能サークル「琉球風車」のメンバーら31人がこのほど台湾に派遣され、台中市にある東海大と逢甲大の構内でエイサーを踊りながら道を練り歩く「道じゅねー」をした。
エイサーを共に踊ったり互いの国の文化を発表し合うなどして国を超えた絆を深めた。
「琉球風車」の台湾派遣は5回目。今回は琉球風車に在籍し、3月まで沖国大に留学した劉怡君さんらが台湾で実行委を立ち上げ、派遣が実現した。
琉球風車の翁長武史会長(21)によると、台湾の学生のほとんどがエイサーを見たのは初めてだった。台湾の学生から「かっこいい」「沖縄に行きたい」などの声が上がったという。
帰沖後はインターネット上の交流サイト(SNS)のフェイスブックなどで台湾の学生と連絡を取り合っている。
翁長さんは「大歓声の中で踊った。お互いの国に興味を持ち、学生同士の絆が生まれた。今後も交流を続けたい」と語った。