【アメリカ】本部と家族への愛 エッセーで表現 英語教師のキャサリンさん


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滝のほとりでたたずむストロング家族、後方がキャサリンさん=名護市

 本部町上本部中学校ジェット(JET)プログラム英語アシスタント教師のキャサリン・ストロングさん(23)が赴任してから1年8カ月が過ぎた。

昨年のクリスマス時に米テキサス州ダラスから両親と弟が上本部に住むキャサリンさんを訪ねた。キャサリンさんのエッセーは本部と家族を愛する表現がにじみ出ている。(当銘貞夫通信員)
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 昨年12月21日、家族に再会できたのは私にとって最大のクリスマス・プレゼントになった。3人を乗せた飛行機が那覇空港に到着、ロビーで久しぶりの再会を喜んだ。母は「ちょっと大人になったみたい」と言って私を抱き締めた。
 2、3日たつと家族は私がどうして本部をこれほど愛しているか分かるようになった。母は「なんと町全体が美しいことよ。今後あなたは海から離れて暮らすことは難しくなるわね」と言った。
 帰国する日、私は「日本をどう思う」と母に聞いた。「人々は隣人と協調して生きている。文化や話す言葉は違えども、生きるという意味で人間は皆同じだね」とつぶやいた。