【ブラジル】41市町村からのぼり旗


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自身にゆかりのある市町村ののぼり旗を手に笑顔を見せる関係者たち。左から大城さん、比嘉さん、与那嶺前会長、田場会長=ブラジル

 県内41市町村ののぼり旗が1日、ブラジル沖縄県人会・ブラジル沖縄文化センター(田場ジョルジ会長)に届いた。

 同県人会の与那嶺真次前会長が昨年10月「ブラジル生まれの若い世代に、自分のルーツである市や町や村を認識させ、絆を強めてもらいたい」と、沖縄ブラジルネットワーク・アミーゴの会の与那城昭広会長を通して県市長会(翁長雄志会長)と県町村会(城間俊安会長)にのぼり旗を要請していた。各市町村は3枚ずつ、贈ってくれた。
 のぼり旗を届けたのは、与那原町海外移住者子弟研修生として3カ月の研修を終えて帰国した比嘉マリーゼ・ユリさん(31)=3世=と、琉球國祭り太鼓結成30周年記念公演に参加した大城アレシャンドレさん(29)=3世。
 与那嶺前会長からのねぎらいの言葉に、2人は「お世話になった沖縄とブラジルの懸け橋の一端を担うことができたのならうれしい」と応えた。
 田場会長は「ことしはブラジル沖縄県人移民105周年に当たるので、年中行事は全て記念行事として行うが、屋外だけでなく、屋内のイベントにものぼり旗を飾り、盛り上げたい。沖縄の皆さんに感謝する」と述べ、自身のルーツである東村ののぼり旗を握り、笑顔を見せた。(与那嶺恵子通信員)