動物たちがお出迎え こどもの国ゲートモニュメント


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 【沖縄】市道路課はこのほど、国道330号と沖縄郵便局通りの接続地点にある、沖縄こどもの国向けの市道入り口に設置を予定するモニュメントゲートのデザインを決定した。

1月から2月末の期間に応募のあった全23作品の中から、県立芸術大学4年の赤嶺舞さん(21)=那覇市=の作品が選ばれた。
 市道へのゲート設置は同市初の試みで、高さ8・5メートル、幅15メートルの規模を想定。市は本年度内の完成を目指している。
 市庁内に設置した選考委員会で最優秀賞に選ばれた同作品は、「おいでよ!こどもの国」と記されたアーチの上に、ライオンやクジャク、キリン、ゾウなど絵本から出てきたようなかわいいデザインの動物たちが、来場者を「のぞき見」するように飛び出す格好で添えられている。
 受賞した赤嶺さんは「来場者を引きつける、こどもの国のかわいい動物たちを描くことを心掛けた。自分の作品が実物になるうれしさを実感している」と語った。
 モニュメントゲート整備は、一括交付金を活用した事業で、国道330号からこどもの国へ誘導する道路、歩道を整備して安全で楽しい空間にするのが目的。予算規模は今後調整する。市は予算案を市議会6月定例会に提案する予定。
 市道路課は「観光客や市民から、国道からこどもの国への接続道路が分かりにくいとの指摘があった。集客の呼び水、アクセス向上が期待できる」と話した。

沖縄こどもの国をPRするモニュメントゲートのデザイン
モニュメントゲートが設置される国道330号と沖縄市道の接続地点