にんじんロール発売 津堅特産、知名度向上へ商品化


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津堅ニンジンの上質な甘さが感じられる「津堅にんじんロール」

 【うるま】甘みが強く栄養価の高いうるまの名産品・津堅ニンジンをふんだんに生かしたスイーツ「津堅にんじんロール」が20日、発売された。米粉を用いたスポンジ生地と、クリームに津堅にんじんパウダーやニンジンしりしりー(すり下ろしたニンジン)を混ぜ込み、中心には津堅ニンジンのあんが詰まっている一品。

 長さ約12センチで、価格は税込み1050円。うるま市地域雇用創造協議会(地域活性化プロモーションうるま)の「うるまにおいでよプロジェクト」の一環で、同協議会メンバーと洋菓子店プティ・フール(石川徳義代表)、津堅にんじんパウダーなどを製造する萌芽(赤嶺操子代表)、デザインや編集を手掛けるmonobox(河野こずえ代表)の4者が共同開発した。津堅ニンジンは、県外のホテルなどに出荷されているが、県内では知名度の向上が課題となっていることから、商品化を決めたという。
 同協議会の久高史也さんは「津堅ニンジンをアピールして、農家や地元企業を元気にしていきたい」と話した。
 販売店舗は、プティ・フール石川本店、みどり町店、江洲店の3店舗で、各店千個ずつは初回限定パッケージ。「県内でごみ排出量が一番少なかったうるま市を思い出そう」と再利用可能なオレンジ色の風呂敷や、小物入れに再利用可能なマグネット式化粧箱、ポストカードが付いている。