【沖縄】県外から訪れる修学旅行生にコザの街を歩いて案内する「コザ街歩きガイド」(主催・沖縄市観光協会コザ・インフォメーションセンター)が20日、沖縄市胡屋十字路周辺で行われ、市民24人が奈良学園登美ヶ丘中学校の生徒119人をガイドした。
梅雨の晴れ間の中、生徒らは「暑い」と口にしながらも元気にコザの街を歩いて回った。
街歩きは10人の生徒に地元出身の2人のガイドが付き、12人1班で行われた。
それぞれのガイド自身が体験してきたコザの街を語るので、巡る場所は同じでも話の内容は班ごとに異なる。
一行はコザミュージックタウン音市場をスタートし、ヒストリートで戦後沖縄の資料を見学した。その後は中央パークアベニューを通り、コリンザ屋上から沖縄市の町並みと米軍嘉手納基地を眺め、ゲート通りを歩いた。
嘉手納基地を一望した高谷駿輔さんは「フェンスの向こう側の基地施設は、雰囲気が全く違う」と驚いた様子で話した。
同中学校の西海一正学年主任は「基地のある街を実際に歩くことで、生徒たちに基地問題を自分たちの問題として考えてもらいたい」などと語った。
地元市民らが街歩きガイドをするのは今年2月に引き続き2回目。
ガイドを務めた照屋幹夫さんは「今後も地元出身の人たちが、あらためて地元への関心を高めていく中で案内することができればいいと思う」と期待を込めて話した。
英文へ→Citizens of Okinawa City guide students from main islands of Japan around Koza