自作校歌、児童と合唱 普天間かおりさん、同郷の後輩へエール


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児童らに向けて熱唱する普天間かおりさん=3日、中城村南上原の中城南小学校

 【中城】中城村立中城南小学校(大城盛文校長)で3日、音楽鑑賞会が開かれ、同村出身のシンガー・ソングライター、普天間かおりさんが出演した。普天間さんが今年開校した同校のために作詞・作曲した校歌「風は南から」の歌声が会場となった体育館いっぱいに鳴り響いた。

 鑑賞会には同小の全校生徒と職員、保護者らが参加した。
 普天間さんは自身の楽曲のほか、沖縄の民謡や童謡を交えた8曲を披露した。軽快なリズムの「チャンプルー」では、児童らが「ハーイヤ、イヤササ」の掛け声で曲に参加し、会場全体で楽しんだ。
 普天間さんは「同郷のみんなのために作った。この歌を歌って、中城の良い所に気付き、誇りに思ってほしい」と語り掛け、「護佐丸の城のもと 誇りと勇気を胸に」と「風は南から」を全生徒と一緒に合唱した。
 生徒を代表して6年生の伊地七菜子さんは「南小の第1期生として、かおりさんの気持ちの入った校歌を心にとどめて、素晴らしいと言われる南小にしていきたい」と感謝の言葉を述べた。