【アルゼンチン】婦人部60周年祝う 県人連合会「ちむぐくる伝える」


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アルゼンチン沖縄県人連合会婦人部による踊り「長者ぬ大主」=同連合会会館

 毎年恒例のアルゼンチン沖縄県人連合会の敬老会が5月4日、同連合会の婦人部創立60周年記念祝賀会を兼ねて、同連合会会館大サローンで開かれた。会場が満員になるほど大盛況だった。

県系人の敬老会はアルゼンチンに在住する75歳以上を対象に、長年にわたり、婦人部の協力によって行われてきた。
 婦人部の呉屋マルタ部長は「この60年間、さまざまな世代の婦人部の方々から社会奉仕のために大切ないろいろなことを教わってきた。この婦人部を停滞させることなく後に続く世代に『ちむぐくる』の精神と気持ちを伝え、継承させることは私たちの義務だ」と述べた。その後、高齢者21人への感謝状・記念品贈呈が行われた。
 会食での余興は野村流協会、筝曲興陽会両支部の合奏「嘉例の演奏」、婦人部による踊り「長者ぬ大主(うふしゅう)」、山本美佐子、仲宗根富士子、大庭キク、内間キヨ子各舞踊研究所による踊り、婦人部による創立60周年の歌、琉球サプカイによる三線演奏などがあり、最後は恒例のカチャシーで盛り上がつた。(大城リカルド通信員)