常連客、きょうは先生 ゆんたく会で耳学問


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
“耳学問”で親交を温めているゆんたく会のメンバー=6月28日夜、豊見城市平良の小料理屋「壺」

 【豊見城】飲みながら食べながら“耳学問”―。豊見城市平良の小料理屋「壺」では、2006年から月1回常連客が講師を務め、地元の歴史文化、時事、健康など幅広いテーマで「ゆんたく会」を開催している。6月28日で63回目を迎えた。

 壺の店主・奥原静子さんが「お客さまの興味深い話を一人だけで聞くのはもったいない」と常連客に呼び掛け、月末の金曜日に会費制で開いている。メンバーは豊見城市、糸満市、八重瀬町などから参加、職業も会社員はじめ公務員、農家、議員などさまざま。年齢も40代から70代までと幅広い。ゆんたく会は午後7時半からスタート。1時間は講師の話を聞き、質問コーナーも設けながら意見交換する形式。
 63回目は医師の原国政裕さんが講師を務め「アンチエイジング」をテーマに開かれた。第1回から参加している赤嶺秀義さん(62)=豊見城市=は「酒の席で聞くのはもったいないほど。気負わず参加できる。ママが美人で、料理もおいしいのが魅力」と笑顔で話した。