森の昆虫 捕まえた 東村高江で観察会


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高江に生息する昆虫たちと触れ合う参加者ら=21日、東村高江

 【東】東村高江で21日、昆虫観察会が開かれ、親子ら約20人が参加した。日本鱗翅(りんし)学会自然保護委員の宮城秋乃さんが講師を務め、高江に住むチョウやクワガタなどの昆虫の観察や採取を楽しんだ。

 新川川上流沿いに広がる森の中で、モンキアゲハやアオスジアゲハ、シオカラトンボなど色とりどりの美しい昆虫を観察。子どもたちは、網でチョウを捕まえたり、宮城さんたちが作った仕掛けに入ったオキナワヒラタクワガタやコメツキムシに触れたりと、高江の自然を存分に味わった。
 慶田盛晄くん(4)は「黄色のチョウが動いているところを捕まえた」とうれしそうに話した。
 宮城さんは「今は子どもたちが自然と触れ合う機会が減っている。大人たちがそれをつくってあげるためにも自然は大切にしないといけない」と話した。高江で予定されているヘリパッド工事について「工事で赤土が流出すると高江の自然全体に影響が出る。一部だけの問題じゃない」と警鐘を鳴らした。
英文へ→People enjoy seeing and collecting insects in Takae