全国総体、初戦突破へ万全 県勢選手、最終調整に汗


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大会開催地に入り、打ち込みなどで最終調整に励むソフトテニス女子・糸満のメンバー=大分県、宇佐市平成の森公園(金良孝矢撮影)

 【北部九州総体取材班】高校生トップアスリートの祭典、全国高校総合体育大会は28日に総合開会式を行い、熱戦の火ぶたを切る。27日、競技開始を目前にした県勢選手たちも続々と現地入りし、調整に励んだ。

 ソフトテニスで女子団体と個人に出場する糸満の選手たちは空港に到着後、大分県宇佐市のテニスコートに移動し、約3時間汗を流した。29日の初日に向けて、狙ったコースに打ち返す練習や前衛のポジション取りの確認など、引き締まった表情で取り組んでいた。
 県総体では団体で名護の連覇を阻止して優勝を飾った糸満。しかし、続く九州総体では緊張から普段の力が出せず、団体も個人も全て1回戦負けし、全国舞台で雪辱に燃える。上良愛海(3年)と金城花林(同)のペアは全国の強豪たちとの対戦に「わくわくしている」といい、「チームを引っ張り、人を楽しませる試合をしたい」と意気込む。
 3年間マネジャーとしてチームを支えてきた吉門詩織は「みんなリラックスしていて雰囲気はいいと思う。本番では相手よりも声を出して楽しんでほしい」とエールを送った。