県勢に気迫 熱戦へ 高校総体 総合開会式


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
激励会で気合をみなぎらせる沖縄県選手団=28日、大分銀行ドーム(金良孝矢撮影)

 【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会は28日、大分市の大分銀行ドームで総合開会式を行い、熱闘が幕を開けた。29日から本格的に競技が始まる。

式では、北から順に各都道府県の選手団が入場し、最後に開催地の4県が登場した。爽やかな水色の上着でそろえた沖縄県選手団は、ソフトテニス女子、陸上男女、バスケットボール男子の選手と、役員計45人が歩調をそろえて行進。JAおきなわが提供したランの花束を手に、笑顔でスタンドの声援に応えた。
 総合開会式の前には激励会があり、渡嘉敷通之県高体連会長が「その場その場を楽しみながら頑張って」と激励し、諸見里明県教育長は「高校生らしいはつらつとしたプレーで一戦一戦を大事に」と呼び掛けた。
 陸上の男子棒高跳びに初出場する内間未羅之(南風原3年)は「選手たちの気迫やオーラが違う。いい緊張感で臨めそう」と気持ちが高まった様子。
 バスケットボール男子の中村陽延(興南3年)は「沖縄に残っている他のチームの分も全力を出し、まず1回戦を勝ちたい」と言い、大城琢磨(同)は「思い切りのあるプレー、走るバスケをしたい」と意気込む。ソフトテニス女子の宮城優紀(向陽3年)は「わくわくしている。本番では平常心で、楽しく笑顔で試合ができるようにしたい」と話した。