8日に阪神甲子園球場で開幕する第95回全国高校野球選手権大会に出場する県代表の沖縄尚学は大会第4日の11日、第2試合(午前10時半開始予定)で京都代表の福知山成美と対戦する。
春の選抜大会に引き続き甲子園に出場する沖尚ナインは、初戦突破に向けて調整を続けている。
諸見里匠主将は5日に大阪市のフェスティバルホールで開かれた抽選会に参加した。「相手も決まって試合が近づいてきている。練習から緊張感を高めて勝つための取り組みをしたい」と決意を新たにした。福知山成美について「投手を中心としたチームだ」と印象を語り、「守備からリズムをつくって攻撃につなげ、相手より1点でも多く取りたい」と意気込んだ。
比嘉公也監督は「守備で崩れずにロースコアの展開に持って行きたい」と試合のイメージを描く。大会に向けて、「県大会のように粘り強い試合をして、春の選抜でできなかった1勝をつかむために自信を持って戦いたい」と語った。
<用語>夏の甲子園抽選方法
1995年の第77回大会から大会前に3回戦までの組み合わせを決めていたが、今大会から初戦の対戦カードだけを決め、回戦ごとの抽選を復活させた。勝利チームは試合終了後にくじを引き、次の試合日時を決める。試合間隔への配慮や連戦を避けるため、ある程度のグループ分けも採用。準々決勝翌日に休養日を設けたことで、連戦は最大で「2」となる。