食で長寿復活 うるま市、推進協が料理講習


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油を控えた料理法を学んだ食生活推進協議会の会員ら=うるま市健康福祉センターうるみん

 【うるま】うるま市食生活改善推進協議会(神田順子(よりこ)会長)はこのほど、うるま市健康福祉センターうるみんで健康長寿を取り戻すための料理講習会を開いた。

松本料理学院の松本嘉代子学院長が講師を務め、65人の受講者に油を控えたハンダマの酢みそあえなど4品を指導した。
 「長寿復活作戦!」と名付けた講習会は2013年度のうるま市地域活動支援助成事業として取り組まれた。
 松本学院長は、県民の野菜摂取量について「男性は45番目、女性は44番目だ」と指摘。食生活の中で油の取り過ぎに注意し、多めに野菜を取り入れるよう呼び掛けた。会員らはレシピを見ながら手分けし、約1時間かけ4品を完成させた。
 市健康支援課によると、2010年の特定健診で、うるま市の特定保健指導対象者率(メタボ該当率)は県内11市の中で男性が2番目、女性が1番高い。神田会長は「長寿復活のために健康な食事を地域に広げていきたい」と意気込んだ。