沖尚 きょう福知山成美戦 選抜雪辱へ


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ブルペンで投球練習を行う沖縄尚学の比嘉健一朗(左)と宇良淳=10日、兵庫県の鳴尾浜臨海公園野球場

 【甲子園取材班】第95回全国高校野球選手権大会に県代表として出場する沖縄尚学は大会第4日の11日、第2試合(午前10時半開始予定)で京都代表の福知山成美との初戦を迎える。試合を直前に控えた10日、沖尚ナインは兵庫県の鳴尾浜臨海公園野球場で最終調整に汗を流した。この日は打撃練習に多くの時間を使った。直球に力がある相手投手を想定し、マウンドの手前に立たせた打撃投手が投げる速球を打つ練習を繰り返した。

 諸見里匠主将は「攻撃面では(バットが)しっかり振れていて、守備でも足が動けている。チーム状態は上がってきている」と初戦に向けた手応えを語り、「(試合は)緊張すると思うが、楽しんで伸び伸びと戦いたい」と決意を話した。比嘉健一朗と宇良淳の両エースはブルペンに入って30球を投げた。左腕の比嘉は「いい状態に仕上がっている。平常心で先のことを考えずに試合に臨みたい」と引き締まった表情を見せた。右腕の宇良は「腕がしっかり振れていて調子がいい。選抜の悔しさを絶対に晴らす」と雪辱を誓った。