【アルゼンチン】五輪 東京招致アピール 絵画通し日本紹介


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東京2020五輪招致を願い、アルゼンチンの子どもたちが描いた絵画=アルゼンチン・ブエノスアイレス

 東京2020五輪招致活動行事の一つとして、アルゼンチン日系社会の夢をアルゼンチン社会に伝えようと「絵画コンクール」の作品展が7月27、28の両日、在亜沖縄県人連合会で開催された。

9月7日に、アルゼンチン・ブエノスアイレスで国際オリンピック委員会(IOC)総会が開催され、2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地が決定される。作品展はこれに向けて開かれた。
 東京がオリンピック候補地になっていることをアルゼンチン社会に周知することや、共に日本文化に触れてほしいと、日本文化ワークショップ、デモンストレーションが祭りの雰囲気で行われた。
 全国約20校の教連加盟校、日本語学習者約2千人を対象にオリンピック・パラリンピックやスポーツをテーマとした「2020年東京五輪招致を願う絵画、作文コンクール」が実施され、絵画コンクール参加者467人の中から19人が入賞した。大賞はエスコバール日本語学校の玉置サンティアゴ君(9)だった。
 またブエノスアイレス日本人学校からも出品。その上、日本語学習者以外の日系高齢者からも習字、絵手紙などを通じた応援メッセージが寄せられた。
 今回の東京2020応援プロジェクトによる日本語学校生徒の入賞者の作品については、東京に送付され、8月5~9日まで東京都庁の中央ロビーで展示された。
 主催は日本語教育の普及を所掌している在亜日本語教育連合会(教連)、後援はJICA国際協力機構アルゼンチン事務所、在亜日系団体連合会(FANA)と沖縄県人連合会。またアルゼンチン国内各地の日本語学校の教師やJICA派遣の日系社会ボランティアら、夢海渡太鼓グループ、琉球國祭り太鼓の協力もあった。(大城リカルド通信員)