沖尚ナインに笑顔 大激戦から一夜明け


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福知山成美戦の勝利から一夜明け、談笑しながら朝食を取る沖尚ナイン=12日、大阪市住之江区のベストウエスタン・ジョイテル大阪

 【甲子園取材班】第95回全国高校野球選手権大会で初戦突破を果たした沖縄尚学ナインは12日、福知山成美(京都)との大激戦の疲れを感じさせず、リラックスした雰囲気で朝を迎えた。

 選手らは午前6時半から大阪市住之江区の宿舎周辺でごみ拾いをしながら散歩し、近くの公園で体操をして体をほぐした。その後、全員で朝食を取り、初戦の話題などで盛り上がった。
 代打で出場して安打を放った安里健は「あのような打ち合いの試合は初めてだった。勝てて最高だ」と笑顔を見せ、「次もいい投手がいるチームと対戦する。チャンスが回ってきたら強気で打ちたい」と気持ちを引き締めた。
 二塁打でチームに1点目をもたらした久保柊人は、「相手に得点されても追いついて、春にはできなかった沖尚らしい粘り強い試合ができた」と振り返る。「2回戦も一戦必勝の気持ちで粘り強く戦いたい」と全力で挑むことを誓った。