那覇バスターミナル地区に県立図書館移設、18年度開業


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旭橋駅周辺地区再開発事業

 老朽化著しく新改築構想を進めていた県立図書館(那覇市寄宮)が、泉崎の那覇バスターミナル地区に建設予定の複合施設内に移設されることが15日、分かった。

沖縄都市モノレール旭橋駅周辺の再開発を進める旭橋都市再開発(那覇市、福治嗣夫社長)が県立図書館を含む施設全体を2015年度から着工、18年度の開業を目指す。
 同地区はバスやモノレールなど交通の結節点で、既に周辺では商業施設の再開発も進んでいる。県立図書館の移設で図書館利用客の増に加え、街づくりの活性化にも期待が高まっている。
 県教育委員会の諮問を受けた新県立図書館基本構想検討委員会(山内彰委員長)は15日、那覇バスターミナル地区を移設先の最有力候補地とする答申を諸見里明県教育長に提出。県教委は9月にも関係部局と外部有識者会議を立ち上げ、図書館の具体的な設備や内装などを策定する。(内間安希)