伊敷治(男子平200糸満)落選 北部九州総体第16日


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男子個人メドレー200メートル 力強い泳ぎを見せる藤誠=17日、長崎市民総合プール(仲本文子撮影)

 【北部九州総体取材班】2013年度全国高校総体は第16日の17日、長崎県で競泳を行い、予選で男子平泳ぎ200メートルの伊敷竜治(糸満)は2分15秒80、同個人メドレー200メートルの藤誠(那覇国際)は2分8秒51、女子個人メドレー200メートルの知念七星(那覇)は2分25秒51で、いずれも決勝進出を逃した。

◆「全部出した」藤、納得の表情/男子個メドレー
 男子個人メドレー200メートルの藤誠(那覇国際)は、8月初旬の県夏季総合大会で2分3秒30で県高校記録と県記録をともに更新するほどの好調ぶりを見せていたが、2度目のインターハイは自己ベストを上回れず、予選敗退となった。
 スタートダッシュで差をつけるタイプで、「後半もペースを落とさない自信はあった」が、最終種目のクロールは、トップの選手に体ひとつ分以上離され「もう少し良いタイムだと思った」と、苦笑い。
 「15年間競泳をやってきたけど、この大会で全部出し切れた」と納得の表情。競泳を続けるかは迷っているという。「泳ぎたくなったら戻ってきます」と、爽やかな笑顔で会場を後にした。

◆ペース乱した
 男子平泳ぎ200メートル伊敷竜治(糸満)の話 ジュニア日本代表など、強い選手がいる組で緊張した。自分の持ち味は前半なのに、速い選手についていこうと前半を抑えてしまい、ペースを乱した。残りの400メートルとメドレーリレーで悔しい思いをぶつけたい。

◆全力で楽しめた
 女子個人メドレー200メートル知念七星(那覇)の話 九州総体の時よりも1秒近くタイムが上がったけど、最低限の目標だった標準記録に届かずに残念。でも、最初で最後のインターハイを全力で楽しめた。自分の力を出し切れたので、悔いはない。