食事の癖、日記で点検 うるま市で健康講演会


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 【うるま】うるま市ボランティア連絡協議会講演会「長生きするは我にあり」(同協議会主催)が15日、うるま市田場の結婚式場ニュー三和で開かれた。すながわ内科医クリニックの砂川博司院長(糖尿病、腎臓病専門医)が講師を務め、長生きする秘訣(ひけつ)について「結局は今をどう生きるかということに行き着く」と健康的な食生活と運動の実践を呼び掛けた。約80人の聴衆がメモを取りながら、聞き入った。

 砂川院長は「積み重ねによって侵される健康は、長い積み重ねで治すしかない」と強調し、予防や治療を楽しく続けることを提案。「誰と何をいつ食べたか日記をつけて振り返ると食事の癖が分かる。減量に成功すれば、糖尿病の飲み薬や注射もやめられる」と語った。
 日々、20分程度のウオーキングや足踏みをするよう呼び掛け「筋肉トレーニングをして有酸素運動をすると、減量効果がある。運動は翌日からの即効性はないが、新陳代謝がよくなる。足腰が強くなり、寝たきりにならない」と効果を紹介した。

健康長寿の秘訣についての講演に聞き入る聴衆=15日、うるま市田場のニュー三和
砂川博司院長