【アメリカ】オリオンCMロスで撮影 県人会員ら出演


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
オープンバスでのCM撮影。先頭列の左に具志堅用高さん=米カリフォルニアのビバリーヒルズ、ハリウッド

 「オジー自慢のオリオンビール」―。県出身の人気歌手グループBEGINが歌うコマーシャル・ソングでおなじみのオリオンビール企業編CM撮影が米ロサンゼルス近郊で10、11の両日、行われた。

ベニスビーチ、ビバリーヒルズ、ハリウッド、カツヤ・レストランなどを中心に撮影された。
 オリオンビールの岸本学営業戦略部主任やブレーン沖縄の山里泰彦宣伝プロデューサー一行6人が北米沖縄県人会関係者と打ち合わせを行い、県人会事務所に集合し、出発した。
 10日はまずベニスビーチで、A班とB班に分かれて25人態勢で撮影を開始。日本からは元プロボクシング世界チャンピオンの具志堅用高さんをゲストに向かえ、CM撮影の中心人物に添えた。
 具志堅さんはスポーツジムの会長で、本部町出身の江藤光喜選手をWBAフライ級暫定王者に育て、多忙を押してのCM撮影だった。
 ベニスビーチの後はビバリーヒルズとハリウッドでオープンバスからの撮影になった。練習を繰り返したので、本番はバッチリ、他の観光オープンバスから声援が送られる一幕もあった。CM撮影に参加したのはほとんどが北米沖縄県人会会員の若者で、日本語は片言しか理解できないが、調子を合わせてオーケーとなり、南カリフォルニアのきらめく陽光で日焼けをものともせず歓声を上げた。
 下地修ブレーン沖縄アートディレクターは「オリオンビールの企業編CM撮影は東京、大阪、台湾、香港、そしてロサンゼルスと回り、現地の県人会からの協力を得て行われた。一企業のCMだが、海外で頑張っているウチナーンチュとの絆の強化になれば」と話した。(当銘貞夫通信員)