【ハワイ】観光客にも人気 盛大にオキナワン・フェス


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オキナワ・フェスティバルで披露された棒術=米ハワイ州

 米ハワイ州で最大の祭りの一つ、オキナワン・フェスティバルが8月31日、9月1日の両日、カピオラニ公園で盛大に催された。ステージでは、地元の沖縄芸能教室による琉球舞踊、古典音楽などの発表や沖縄からのエンターテインメントが披露された。

各テントは全て連合会クラブメンバー、地域の学校、各団体によるボランティアの協力で支えられ、たくさんの人々でにぎわった。食べ物ブースでは、沖縄スタイルの焼きそばやサーターアンダギーが人気を集め、長蛇の列をつくった。
 ハワイ沖縄連合会主催(バーテル・ジョージ会長)のこの祭りは、ことしで31回目を迎え、地元の人々だけでなく観光客にも人気のある祭りとして発展してきた。会場のカピオラニ公園では、沖縄文化テント、子どものゲームなど25余りのテントが用意された。
 連合会のことしのテーマは「ウカジデービル」(おかげさまです)。バーテル会長は「フェスティバルの成功は、連合会各クラブのサポートや過去の会長らのリーダーシップによるものである」と語る。若い世代のリーダーたちが、ボランティア活動をユイマール精神で実施してきたことに感謝しているとあいさつで述べた。
 沖縄からの参加も多くあった。読谷村の波平伝統芸能保存会子ども8人を含む115人の演舞(スーマチ)は、訪れる人々を魅了した。
(名護千賀子ハワイ通信員)